手染めについて

手染めの手順

【下処理】プラントオイルを塗る

革の繊維にオイルを含ませることにより革の繊維が柔らかくなりムラなく染めることが出来ます。


プラントオイルを塗り込み乾燥中のヌメ革

↓乾かす(約半日)

【染色】染料を使って染める

市販されている革用の染料を毎回調合し、ハケやタンポで染めます。
乾かして塗るを繰り返したり、色を追加・追加したりして模様を付けていきます。


染色中

↓乾かす(約1日)

【仕上げ】ウレタントップを塗る

色止めと防汚効果を兼ねたトップコートを数回に分けて塗ります。


ウレタントップを塗って乾かし中

約1日乾燥させて染色は終了です。

このあと、作品に合わせて切り出して製作スタートです。

毎回調合する染料で一つ一つ手で染めています。

一つの作品毎にハケやタンポでフリーハンドで染めているので同じタイトルでも模様の出方が異なります。

そのため一点物、世界でたった一つの作品です。

ヌメ革について

元のヌメ革の色はいつも同じとは限りません。
そのため、色の出方も違ってきますことをご了承下さい。


ナチュラルなヌメ革

動物から剥いだ皮はそのままだと腐ります。
腐らないようにする工程を「鞣し(なめし)」といい、鞣されると皮→革になります。

なめしにはタンニンなめしとクロームなめしがあります。

タンニンなめしは、植物の渋にも含まれる成分のタンニンという植物由来のポリフェノール成分でなめされたもの。
代表的なタンニンは、クヌギ、ケブラチョ、ウォルナット、ミモザなどの木から抽出します。
タンニンは日本語では渋(しぶ)とも呼び、紅茶やワインに含まれるポリフェノールの仲間です。
作るのに手間と時間がとてもかかります。

傷痕やシワ・血管や毛穴の痕などの自然の刻印がそのまま残っている革です。

タンニンなめし革は自然由来の成分で作られているので土に埋めればバクテリアに分解されて土に還ります。

ヌメ革の特徴

ヌメ革は時間が経つと経年変化し、艶が出て色が変わっていきます。

色のついていないないヌメ革は飴色へと変化していきます。
色の付いているヌメ革も濃く変化していきます。
使い込むと硬い革も馴染んで柔らかくなります。

傷がつきやすいですが、使い込んだ味のあるものと楽しみましょう

クロームなめしは塩基性硫酸クロム塩という化学薬品を使って行います。
重金属系なめしのため、アレルギー体質の方には不向きの場合があります。
有海月ではクロムなめし革はほとんど使用しません。

お手入れについて

手染め作品にはトップコートを塗っていますので水分が少し付いてもすぐに拭き取れば問題ありませんが、基本的に革製品には水分大敵ですのですぐに拭き取って乾かしましょう。

定期的に革専用のオイルを塗って保護して下さい。

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